ピッポピー ピポッポ パッパラピー♪
とりさんのおうた ぼくのくちぶえマネしてうたう。。。
このお話の中で、存在感のあるトりさん。
どうして、トリだったのか、といえば、私がトリさんと暮らしてきたからです。
風切羽を切っていないので自由に飛んでいました。お世話は大変なのですが。
ト リさんをどうして「かみさまのトリ」という位置に置いたかといえば、どんな地域にも、必ずその土地の守り神となっている存在があるということです。たとえ ば、日本でいえば、ご神木とか、熊とか、さまざまな生き物がその土地を守るという言い伝えがあります。川や沼や山もそういう存在です。
この物語の中では、 たまたまこの土地にとても大きな赤いトリが暮らしていて、代々、そのトリが、他の土地で育った同じトリとツガイになって空を行ったり来たりして飛ぶことで人々が安心して暮らす守り神のような存在として考えました。
この男の子は、どんなふうにこのトリさんと一緒に過ごすのかなあって想像することが、トリさんともう一度暮らすことのように楽しいです。
これが私の飼っていたトリさん、2代目ですが、1代目とほとんど見た目が変わらないトリさんなので、通算9年くらいになりました。2度とも、さし餌から始めましたが、この2代目さんの方がより私になついて言葉も少し話せるし、まるで子どものようでした。
2014年の8月夏の朝、この子は永眠しました。ずっと闘病していましたが、亡くなる当日まで、私の肩に乗って、ちくちくとしてくれていました。
心やさしい永遠の鳥。